初めての海外旅行や久しぶりのフライトで、誰もが一度はドキッとする「手荷物トラブル」。
実は、スーツケースの取り違えは想像以上に多いんです。
この記事では、元航空会社スタッフとして見てきた“空港あるある”と、私自身が体験した「取り違え事件」についてお話しします。
手荷物の取り違えは「誰にでも起こりうる」
空港の到着ロビーで、流れてくるスーツケースを見て「これ私のだ!」と取った瞬間、
…よく似た他人の荷物だった、なんてことがあります。
多くの人が「自分は大丈夫」と思っていますが、同じ色・同じ形のスーツケースは本当に多いんです。

え、そんなことある?ちゃんとタグついてるのに?!🐾

そう思ってたけど、タグの文字って意外と見ないんだよね。。。
特に、黒やシルバーの定番カラーは“見分けづらい”典型例。
「自分の感覚だけで判断する」のはとても危険なんです。

実際に起きた「取り違え事件」
数年前、私が旅行したときのこと。
到着後、いつも通り自分のスーツケースを受け取り、ホテルで開けてみたら。。。
中には全く知らない服や靴が入っていました。
慌てて空港に連絡したところ、同じ便に乗っていた方が私の荷物を持って帰っていたことが判明。
幸い、その方もすぐに気づいて連絡してくれたため、翌日には無事に戻りましたが、冷や汗ものでした。
知らない荷物を持ち出す=法律的にも危険
この経験でゾッとしたのは、知らない他人の荷物を通関してしまったという事実。
つまり、極端に言えば「密輸の可能性」に関わる行為になりかねません。
「うっかり間違えた」では済まされないケースもあります。
万が一気づいたら、すぐに航空会社または空港の遺失物などの受付に連絡しましょう。
手荷物の取り違えを防ぐ3つのポイント
結論から言うと、「自分の荷物をわかりやすくする工夫」が一番の対策です。

派手なリボンつけとけばいいんじゃない?🐾

それがね、意外と外れやすいのよ。。。
ここでは、現場で見てきた中でも効果的だった方法を紹介します。
① 取れない目印をつける
一番おすすめなのは、「取れない目印」をつけること。
たとえば、スーツケースのハンドル部分にハンカチなどを巻き付ける、またはステッカーを貼るなど。
ただし、空港職員が扱う際や搬送途中に剥がれてしまうような「リボン」や「チャーム」は避けたほうが無難です。
② 名札(ネームタグ)を必ずつける
これは基本中の基本。
外から見える場所に名前・電話番号・メールアドレスを記入したタグを取り付けておきましょう。
(フルネームや住所までは書かなくてOK)
ネームタグがあるだけで、間違われた際の返却スピードが格段に早くなります。
③ 手荷物を受け取るときは「タグ番号」をチェック
実は見落とされがちですが、受託手荷物にはタグ番号が貼られています。
受け取る前に、手元の半券とスーツケースの番号を照合するだけで、ほとんどのトラブルは防げます。

そんなの確認したことなかった…!🐾

慌ててるとスルーしちゃうけど、ほんの5秒でできることだよ!

取り違えに気づいたら、まず何をする?
取り違えに気づいた瞬間、パニックになってしまう人も多いですが、落ち着いて行動すれば大丈夫。
まずは、その場で航空会社のカウンターに連絡。
もしすでに空港を離れている場合は、電話で連絡して指示を仰ぎます。
航空会社ができる限り早く解決できるよう指示してくれます。
勝手に開けたり、捨てたりしないよう注意しましょう。
再発防止のためにできること
- スーツケースに目印をつける
- 名札・タグを常に最新情報に更新する
- タグ番号を受け取り前に確認する
少しの工夫で、同じ失敗を防ぐことができます。
自分の荷物を“見分けられる自信”をつけよう
空港では「見た目が似た荷物」が当たり前。
取り違えは誰にでも起こりうるからこそ、自分のスーツケースに責任を持つことが大切です。
特別なことをしなくても、目印・名札・タグ確認の3つでトラブルは避けられます。
安心して旅を楽しむためにも、ぜひ次のフライト前に見直してみてくださいね。

次の旅行ではちゃんとタグつけていこ〜✈️🐾

うんうん、それが一番の安心だね!



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